トレーサビリティプロセス

1. 原石の調達

グランバーガーダイヤモンズのトレーサビリティプロセスは、原石の調達から始まります。当社はベルギー・アントワープ本社によって厳選された原石を購入しています。

これらの原石は、オーストラリア、ボツワナ、カナダ、ナミビア、南アフリカなどの信頼できる採掘業者から直接調達され、国際的な倫理基準に従って採掘されています。

この調達プロセスにより、グランバーガーダイヤモンズは、倫理的かつ持続可能な資源の使用を保証しています。

2. 加工

調達された原石はベトナムの自社工場に送られます。ここでは、グランバーガープレシジョンカット®を用いて、熟練した職人がダイヤモンドをカットし、研磨します。

この技術により、ダイヤモンドは最大限の輝きを引き出され、最高品質の製品となります。

工場内では、ミリ単位の精度でカットが行われ、各ステップでの厳格な品質管理が徹底されています。

3. 品質検査

加工されたダイヤモンドは再びアントワープ本社に戻され、最終的な品質検査が行われます。この段階で、M+ ScreenやGLIS-3000といった最先端の検出設備を用いて、合成ダイヤモンドの混入がないか厳密にチェックされます。これにより、すべてのダイヤモンドが最高の品質基準を満たしていることが保証されます。

4. 流通

最終的な品質検査を通過したダイヤモンドは、全世界の支社や顧客に安全に配送されます。国内での出荷にはヤマト運輸、海外からの輸入にはFedExを使用しています。アントワープの本社で購入した原石は、ベトナムの自社工場で研磨され、その後再度アントワープに戻されます。アントワープで再度確認を行った後、各支社へと送られます。セキュリティ対策や保険は運送業者の基準に準じています。

5. 支社でのカスタマイズ検品

各支社に到着したダイヤモンドは、お客様の具体的な要望に基づいて再度検品されます。この段階では、サイズ、カラー、クラリティの各パラメーターについて細かな調整が施され、お客様の最高の満足を提供するための品質保証が行われます。各支社では、最終的な製品が顧客の要求を完璧に満たしているか確認します。

6. 合成ダイヤモンドの検査技術

6-1. GLIS-3000

GLIS-3000(Gem Luminescence Imaging System)は、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドを識別するための高度な検査機器です。GLIS-3000は、紫外線照射後のダイヤモンドの蛍光と燐光の画像を分析し、天然と合成の違いを特定します。この技術により、疑わしいダイヤモンドを迅速かつ正確に判別でき、品質の安全性を高めることができます。

6-2. M-SCREEN

M-SCREENは、HRDアントワープとWTOCDによって共同開発されたメレサイズダイヤモンドの全自動スクリーニングシステムです。このデスクトップサイズの装置は、毎秒2個のスピードでダイヤモンドを識別し、1時間あたり7200〜12000個のダイヤモンドを自動で選別します。選別結果は「天然ダイヤモンド」、「合成ダイヤモンドの可能性」、「HPHT処理の可能性がある天然ダイヤモンド」、「類似石」に分けられます。

7. 非ロシア産ダイヤへの取り組み

グランバーガーダイヤモンズは、紛争や人権侵害に反対する立場から、ロシア産のダイヤモンドは一切使用していません。すべてのダイヤモンドは紛争フリーエリアから調達され、キンバリープロセスに準じた調達が行われています。これにより、ダイヤモンドが紛争の資金源とならないようにし、倫理的な宝石取引を促進しています。

このようにして、グランバーガーダイヤモンズは、ダイヤモンドのトレーサビリティと透明性を確保しながら、業界の信頼を築いています。当社の厳格な基準と一貫した倫理的取り組みは、高品質なダイヤモンドを求める世界中の顧客にとって、信頼の証となっています。